新製品、やってきました。
MOONの新製品パワーアンプ『860A V2』が入荷しました。これから店頭のメインアクトとして頑張って頂きます。
今年も残すところ、あとひと月になりました。何かとウキウキな年末です。そんなタイミングで、旧型から大きく内容をブラッシュアップしたパワーアンプがやって来ました。本音を言えば、もうちょっと早くきてほしかったなぁ増税前に・・とか思うワケですが。でも試聴してみたら『嗚呼、待った甲斐がありました!』と思えたので、まぁいいか。

ラックに収まってます。最下段が860A V2です。サイズや出力など、諸数値は旧型とほぼ同じです。しかし内容は随分と見直されたようですね。

これ、背面なんですが。『COUPLING』と書かれてるスイッチ、見えますか?ACとDCの切り替えスイッチ。ココがこのアンプのキモになりそうです。

コレですね。ワタシはエンジニアではないので専門的な説明は出来ないのですが、要するに『入力シグナルとしてACだけ通すかDCも受けてしまうか』の違い。DCカップリングにするとDCも受けてしまうのです。資料によると『入力段のブロック・コンデンサーやシグナル回路上のカップリング・コンデンサーを全て排除した、DCカップリングを設計基軸にしたアンプ』だそうです。昔はよく『DC出ちゃってスピーカー飛ばしちゃった!』なんて言葉を聞きましたが(聞かない方が良いのですが)、最近の機器ではそんな事故はないと思います。よってワタシとしては現行機器のカップリングがどっちかなんて気にしていませんでしたし、MOONのアンプでもこの『カップリング切替のスイッチ』が付いたの、初めてか?です。そうなると試してみたくなるのがヒトのサガってもんで、やっぱり切り替えて試聴してみましたよAC/DC。

まずは総合評価としての音色検証。相方プリアンプは740P。当店のメインプリです。旧型の860Aと組み合わせた音色はシッカリと記憶に残っています。さて、新型の実力や如何に?とワクワクしながら結線。音出たー!『お、静かだな・・』が第一印象です。いわゆるひとつのMOONな特徴である『聴感のノイズレベルが大変に低い』が大幅に進化してる模様。繊細で美しく骨太な音。純度が高くて硬度も適切なミネラルウォーターっていうか。決してつまんない音ではありません。楽しく音楽を奏でます。コレはバージョンアップというより旧型からのグレードアップといっても過言ではないな。で、カップリング切替もやってみたのですが、ビックリするほど音が違う。DCの方が圧倒的に鮮度が良いです。少なくともMOON機器同士でシステムを構築するならば、これは絶対にDCカップリングで駆動させるべきだな。そうかカップリングの違いって、こういう事だったのね。むーん、前号に続きちょっとマニアックな投稿になってもた。Confidenceスピーカーと組み合わさったMOONの860A V2、ぜひ聴きにいらして下さいませ。けっこうシビレますよー。(えびろー)