アコースティック・ギター
相変わらずコロナが世界で猛威をふるっていますが、本当に1日も早く普通の社会に戻って欲しいものです。

前回に引き続き、私サトーBが今回は「アコースティック・ギター」のついてのお話しです。

分かっている方々にとっては「なんだ・・・そんなこと当然知ってるよ・・・」という内容ですが、僕の周りや学生なんかでもちゃんと理解していない人が意外に多かったので僭越ながら解説させていただきます。
「アコースティック・ギター」・・・まー、ざっくり言うと電気を通さずに音の出る「生ギター」です。略して「アコギ」と言ってしまいますね。

この「アコギ」ですが、まず大前提で「クラシック・ギター」と「フォーク・ギター」の2種類あります!

「何が違うの?」という方は今回ご満足いただける内容だと思います。

この2種類の区別が明確につく方はここで卒業です。お疲れ様でした!


クラシック・ギター

「クラシック・ギター」と言うくらいだからクラシック音楽で使用されます。通常ナイロン弦が張られています。ソフトな音色が特徴です。別名「ガット・ギター」とも呼ばれています。

ここポイントです。「クラシック・ギター」=「ガット・ギター」です!同じです!

「ガット」とは「内臓」のことで、ヴァイオリンなどの弦楽器の弦は元々「羊の腸」から作っていました。これを「ガット弦」と言います。現在のようにスティール弦やナイロン弦がなかった時代はギターも全て「ガット弦」でした。

現在でも「ガット弦」はありますが、一般にスティール弦やナイロン弦と比較するとかなり高価です。

ただ、音色は素晴らしく暖かいので、こだわって「ガット弦」を使用しているミュージシャンは多いです。

ちなみに僕が大好きなベーシスト、チャーリー・ヘイデンは1,2弦はガット弦、3,4弦はスティール弦を張っていました。


ナルシソ・イエペス

スペインが生んだ偉大なギタリストであり作曲家でもあるナルシソ・イエペスが弾くのはもちろん「クラシック・ギター」です。

イエペスと言えば「禁じられた遊び」!

これぞ「クラシック・ギター」の音色ですね。
パコ・デ・ルシア

同じくスペインの伝統芸能である「フラメンコ」のギタリストととして国民的ヒーローだった「パコ・デ・ルシア」です!

「フラメンコ」もこの「クラシック・ギター」を結構激しいストロークなどを用いるジャンルです。

他にも木村好夫さんなど日本の演歌でギターでメロディーを弾くのは、まずこの「クラシック・ギター」ですね。演歌の世界では「ガット・ギター」と言いますね。


フォーク・ギター

はい!「フォーク・ギター」です!

まず、弦がスティール(鉄)弦です。なので「クラシック・ギター」よりも明るく張りのある音色です。コードのストロークなどをピックで弾くケースが多いです。

フォーク・シンガーがコードをじゃかじゃか弾きながら歌う時に弾いているのはまず9割がたこの「フォーク・ギター」です。

カントリー音楽などでよく使用されるのもこの「フォーク・ギター」です。
ピック・ガード

「フォーク・ギター」はピックで割と力強くストロークする場合が多いので、表の板に傷がつかないようにべっ甲やプラスチックの「ピック・ガード」がついています。画像のように構えた時に、真ん中の穴の下部に貼ってあるのが「ピック・ガード」です。

外見で「クラシック・ギター」と「フォーク・ギター」を識別する際、この「ピック・ガード」の有無が分かりやすいと思います。
ゆず

「ゆず」がじゃかじゃか弾くのはもちろん「フォーク・ギター」です!
ジプシー・キングス

「ジプシー・キングス」のように「クラシック・ギター」をじゃかじゃか激しく弾くケースもあります。




いかがでしたか?2種類の「アコースティック・ギター」・・・

「クラシック(ガット)・ギター」と「フォーク・ギター」の違いをご理解していただけましたか?

それぞれに特徴がありますね。

ナルシソ・イエペスが「フォーク・ギター」を弾いている姿を想像すると恐ろしいくらいの違和感があり気持ち悪くなります。

逆に長渕剛が「クラシック(ガット)・ギター」を弾く姿を想像すると同じくらい気持ち悪いです。

しかし、パット・メセニーのように曲によってどっちも持ち替えて「何でも来い!」のミュージシャンもいます。

今まで、あまり「アコギ」の事を気にしないで聴いていた方は、少し気にするとまた違った音楽の楽しみ方が出来るかもしれませんね!(サトーB)