ピノが世界的に認識されるようになったのは1980年代半ばにイギリスのシンガーソングライターのポール・ヤングのアルバムに参加してからです。
中でも元々はホール&オーツのカバーですが「Every time you go away」という曲でのピノのフレットレスベースのプレイは、ジャコなどのウルトラフュージョンの超絶系フレットレスとは真逆の、いわゆる「歌伴」において歌の邪魔はせずにメロディアスに歌うフレットレスベースの教科書的な例として今でも評価が高いです。
アメリカの職人ベーシストの最高峰、アンソニー・ジャクソンがこの曲を聴いて「素晴らしいベースプレイだ」と絶賛したそうです。それを聞いたピノが「いや~アンソニー様に褒められるなんて光栄です~」とコメントしたそうです。
ピノは謙虚な人らしいです。

ジョン・メイヤー