ダンサー・イン・ザ・ダーク
やっと涼しくなってまいりました。

外に出た瞬間に汗だくになる猛暑はさすがにもう勘弁して欲しいですね・・・

このブログはだいたい「えびろー」氏と私「サトーB」と交互に書いていますが、「えびろー」氏が超多忙なため一週間空いてしまいました。前回の「クリス・スクワイア」から引き続き私「サトーB」の連投になりました!

さあ!待ちわびた”芸術の秋”の到来です!

当店 “on and on” は「新富町のサウンド・オアシス」です。

”良い音”を豊富に揃えて皆様のお越しを心からお待ちしております!
今回は「アイスランドの歌姫」ことビョークが主演・音楽を務めた映画「ダンサー・イン・ザ・ダーク」をご紹介させていただきます。

この映画は鬼才ラース・フォン・トリアー監督の2000年に制作されたデンマーク映画です。もう20年も前の作品になりますが僕は事あるごとに見直しています。

ミュージカル映画ですが・・・一般的なミュージカルをイメージすると大間違いです・・・

普通、ミュージカル作品の最後は夢と希望に溢れたハッピーエンドが定番です。しかし、この「ダンサー・イン・ザ・ダーク」に夢と希望は全く存在しません。

そこにはただ残酷な現実があるだけです・・・
デビュー

主演・音楽のビョークは1965年アイスランド生まれのシンガーソングライターで神童と呼ばれ、11才で初のソロアルバムを出しています。その後「シュガーキューブス」というパンクバンドなどの活動を経て、1993年にこのソロアルバム「デビュー」で世界的に認められます。それからは唯一無二な音楽性と歌唱力とパフォーマンスで世界で快進撃を続けました。

僕はビョークの音楽性が大好きで、アルバムは「シュガーキューブス」時代のも含め全て持っていますが、間違いなくこの2000年の「ダンサー・イン・ザ・ダーク」の頃が彼女の全盛期です。
セルマ

この映画のあらすじを本当にざっくり言いますと・・・

アメリカの田舎町の工場で働くセルマはヨーロッパからの移民で息子のジーンと暮らしています。セルマは先天性の目の病気でいずれ失明する事は分かっていましたが、遺伝のためジーンも13才になるまでに手術をしないと失明してしまいます。ジーンを失明させないために正に「爪に火を点す」ような暮らしをして朝から夜遅くまで働いて手術代を貯めていたセルマですが、追い打ちをかけるように過酷な現実が彼女を襲うのでした・・・

みたいな感じです・・・
カトリーヌ・ドヌーブ

何とこの作品にはフランスの大女優、カトリーヌ・ドヌーブも出演しています。

セルマの工場の同僚役で彼女を支える役です。さすがに大女優の貫禄でこの作品に重厚感を加えています。
クライマックス

とにかく話自体が相当暗いので正直賛否両論がありますが、そのギャップもあってか音楽のシーンが余計に素晴らしく感じます。

レヴューを見ると「後味悪すぎ・・・」とか「見なければよかった・・・」みたいな否定的な感想もありますが、2000年のカンヌ映画祭で最高賞の「パルムドール賞」を受賞しています。

ちなみに僕は大肯定派なので、公開当時は2回劇場に足を運び、その後もDVDを購入して何度も見ています、

もし、ご覧になる際はそれなりの覚悟を持ってこの作品と向き合ってください。
セルマ・ソングズ

この作品のサントラ盤ですが、つまり「ビョークのアルバム」です。曲もアレンジも演奏も文句なしに素晴らしいです。

映画の方は受け入れられない方もいらっしゃると思いますが、このサントラ盤は純粋な音楽アルバムとして相当クオリティーが高いので自信を持ってお勧めします。


今回は20年前の作品ではありますが、異色のミュージカル映画「ダンサー・イン・ザ・ダーク」をご紹介させていただきました。(サトーB)