この「逆さ言葉」にもルールがあって、ただ言葉を逆さにすれば良いわけではありません。厳密にいうと本当に正確に逆さになっている訳ではありません。
今回は主に3文字の言葉の変換についてレクチャーさせていただきます。
例えば「オトコ」をそのまま逆さにすると「コトオ」ですが、こうは言いません。
業界的に正しくは「トコオ」です。
基本的なルールは「繰り返して言っていると元の言葉に戻る」という事です!
先ほどの「オトコ」は「オ・トコ」と分割して、それをひっくり返して「トコオ」となっている例です。このように3文字の単語の場合は、最初の1文字と後ろの2文字で分割してひっくり返す場合と、最初の2文字と後ろの1文字で分割してひっくり返す場合と両方あります。例えば「オンナ」はの場合は「オトコ」のように最初の1文字と後ろの2文字で分割してひっくり返すと「ンナオ」となってしまい言いにくいです。なので「オン・ナ」と分割してひっくり返して「ナオン」といいます。
後はどっちで分割してひっくり返すかは”慣例”としか言いようがありません。
例えば「ウナギ」は「ギウナ」でも「ナギウ」でもよさそうですが、「ギウナ」とは言わずに「ナギウ」となり、更に「ウ」を伸ばして「ナギウー」と発音します。
これと同じパターンが有名な「ウマイ」が変換された「マイウー」です。
このように3文字の言葉をバンドマン用語に変換する場合はたいがいどこかの音を伸ばします。

ナギウー