ハンニバル・レクター
東京は梅雨明け宣言しました。

ついに本格的な夏の到来です!

僕が子供の頃は気温が30度を超えるとかなり暑いイメージでしたが、温暖化の影響で近年では平気で35度を超えてきます・・・

エアコンの効果的使用と、こまめに水分補給をして熱中症に気をつけましょう。
映画が好きな僕は睡眠時間を削って映画鑑賞します。

そんな僕の今までの映画鑑賞人生でもこの”ハンバル・レクター”は最も存在感のあるキャラクターの一人で凶悪犯なのにヒーロー化しています。

トマス・ハリス原作のシリーズに登場する人食い猟奇殺人犯ですが、「羊たちの沈黙」でアンソニー・ホプキンスが演じて以降、人気のキャラクターとなりました。

今回はレクター博士シリーズ、4作品をご紹介させていただきます。
羊たちの沈黙

サイコスリラー作品ながら1991年度のアカデミー賞「作品賞」「監督賞」「主演男優賞」「主演女優賞」「脚色賞」の主要5部門に輝いた衝撃のシリーズ1作目です。

この作品からレクター博士の伝説が始まります。

有名な作品なのでご覧になっている方も多いと思いますが、20年前の作品にも関わらず今観ても圧倒的にスリリングで面白いです。

若い女性を狙う連続猟奇殺人事件が発生。FBI訓練生のクラリス・スターリング(ジョディー・フォスター)は逮捕され収監されている元精神科医で人食いの殺人鬼ながら天才的に頭脳明晰なレクター博士(アンソニー・ホプキンス)から事件解決の示唆を受けるようにと上司から指示され彼に接触・・・こんなストーリーです。

主役はFBI訓練生のクラリスなんですが、レクター博士の存在感が半端ないです。
とにかく最初から地下のガラス張りの独房にいるレクター博士が立っているだけで怖いです。

レクター博士の余りのあたまの良さにだんだん惹かれて行きます・・・

その後レクター博士の快進撃?が始まります。
スマホを落としただけなのに~囚われの殺人鬼~

ちなみに2020年度の中田秀夫監督の「スマホを落としただけなのに~囚われの殺人鬼~」を観たら、余りにこの「羊たちの沈黙」のパクリなので驚きました。

中田秀夫監督と言えば「リング」などの作品でホラー、スリラー界では有名な監督ですが、「はい。そうです。僕たちは”羊たちの沈黙”をパクッています。それが何か・・・?」くらいの開き直り加減でした。

「羊たちの沈黙」を観てから「スマホを落としただけなのに~囚われの殺人鬼~」を観ると”パクリ加減”を検証出来て楽しいと思います。もちろん作品自体のクオリティーは「羊たちの沈黙」の足元にも及びませんが「スマホを落としただけなのに~囚われの殺人鬼~」も決してつまらなくはないので興味のある方はどうぞご覧ください。
ハンニバル

「羊たちの沈黙」の10年後を描くシリーズ2作目です。

レクター博士は前作同様にアンソニー・ホプキンスが演じていますが、FBIの捜査官となったクラリス・スターリングがジョディー・フォスターからジュリアン・ムーアに変わっています。

ここでもレクター博士は大活躍です。変な話ですが人食いの殺人鬼なのにヒーロー化しています。前作に勝るとも劣らないクオリティーに仕上がっています。ここで内容は書きませんがラスト間際の”食事”のシーンはかなり衝撃的で、最初に観た時は「そこまでやるか・・・」とショックを受けました。
レッド・ドラゴン

2002年のシリーズ3作目は時系列的には1作目の「羊たちの沈黙」より前の話です。
渥美清=寅さん、と同じようにアンソニー・ホプキンス=レクター博士が定着しています。

レクター博士を最初に逮捕したグラハム刑事との話です。

トマス・ハリスの原作はこの「レッド・ドラゴン」が最初に書かれており、1986年に「刑事グラハム/凍りついた欲望」のタイトルで映画化されていますが、こっちは観ていません。なのでアンソニー・ホプキンス主演のこの「レッド・ドラゴン」は2度目の映画化という事になります。
ハンニバル・ライジング

2007年のシリーズ4作目です。今作品にはアンソニー・ホプキンスは出演していません。

シリーズ最後に制作されたこの作品は、レクター博士の幼少期から青年期までを描いており時系列的には一番最初になります。

レクター博士の特異な生い立ちや妹の存在などが明らかになる非常に興味深い作品になっています。


シリーズ4作品を1本もご覧になっていない方は時系列的に
①「ハンニバル・ライジング」
②「レッド・ドラゴン」
③「羊たちの沈黙」
④「ハンニバル」
とご覧になるか、制作順に
①「羊たちの沈黙」
②「ハンニバル」
③「レッド・ドラゴン」
④「ハンニバル・ライジング」
とご覧になって掘り下げて行くかどちらかだと思います。


ハンニバル・レクター・シリーズ4作品をご紹介させていただきました。

これらは全て原作も読みましたが、通常映画は原作のクオリティーを超えられませえんが、この4作品はどれも原作に優るとも劣らない素晴らしい仕上がりになっています。

とにかくシリーズ成功の立役者は名優アンソニー・ホプキンスです。リアルな演技力に圧倒されます。

実際のアンソニー・ホプキンスは人食いどころかバリバリのベジタリアンで肉類も酒も一切口にしないそうです。

この「羊たちの沈黙」で1991年度のアカデミー賞主演男優賞を受賞しましたが、昨年29年ぶりに「ファーザー」という作品で2度目のアカデミー賞主演男優賞を受賞しました。現在83歳ですがバリバリ現役です。益々の活躍を期待します!(サトーB)