クリント・イーストウッド
夏、真っ只中ですね・・・

高温多湿な日本の夏は本当にキツイですね・・・

そんな「日本の夏」はエアコンの効いた部屋で音楽や映画鑑賞して過ごすのが得策です!
この人ほど元気で多彩な素晴らしい映画人も珍しいと思います。

何から何まで全部凄くて、どう称賛すればよいか迷ってしまいます。

とにかく僕はクリント・イーストウッドの作品が大好きです。

俳優としても監督としても数え切れない程の素晴らしい作品を排出していて、ここで全てはとても紹介しきれないのが残念ですが代表的な作品を取り上げたいと思います。
荒野の用心棒

クリントのキャリアは俳優業からスタートしますが、映画俳優として世界的に認知され始めたのはイタリア人のセルジオ・レオーネ監督の「荒野の用心棒」(1964年)「夕陽のガンマン」(1965年)「続・夕陽のガンマン」(1966年)などの西部劇です。

いわゆる「マカロニ・ウェスタン」の走りです。イタリア制作のウェスタンなので当時、このように呼ばれました。イタリアがアメリカの開拓時代の西部を舞台にした西部劇映画を量産していたのは興味深いです。

セルジオ・レオーネ監督のこれらの作品の音楽は、以前にこのブログで取り上げた今は亡き巨匠、エンニオ・モリコーネの手によるもので”西部劇サウンド”のイメージを定着させました。

「荒野の用心棒」が黒澤明監督の「用心棒」のパクリである事は有名です。
ダーティーハリー

その後もクリントは多数の映画に出演しますが、この「ダーティーハリー」(1971年)はサンフランシスコ市警の型破りな刑事、ハリー・キャラハンの活躍を描いたアクション映画でシリーズ化されました。

クリント・イーストウッド=ハリー・キャラハン、くらいの当たり役で有名ですね。このシリーズで大型拳銃の”44マグナム”も有名になりました。
恐怖のメロディ

この頃からクリントは俳優業と平行して監督業も行うようになります。監督としてのデビュー作は自らも出演したサイコスリラー作品「恐怖のメロディ」(1971年)です。


その後、監督、主演またはその両方で多数の作品を世に送り出します。
許されざる者

監督、主演、製作の三役をこなした1995年のこの作品はアカデミー賞の作品賞・監督賞・助演男優賞・編集賞の4冠に輝きました。

これまでの西部劇のイメージを覆すリアルな描写は「19世紀のアメリカって本当にこんな感じだったんだろうな・・・」と思わせます。

エンターテイメントのお手本のような作品で鳥肌が立つほど面白いです。

クリントの監督としての地位を確立した作品でもあります。

この「許されざる者」は2013年、設定を同じ時代の北海道に置き換えて日本で李相日監督、渡辺謙主演でリメイクされています。こちらもオリジナルに忠実で重厚な見応えのある作品に仕上がっていました。両方とも見ると楽しいと思います。
マディソン群の橋

1995年のこの作品でクリントは監督、主演、製作の三役に加えて何と音楽まで担当しています。

それまでは、西部劇やアクション映画のイメージが強かったクリントですが、ほとんどがメリル・ストリープと二人芝居に終始する本作品は感動的な恋愛映画です。

かなり泣けます・・・


その後もクリントは「ミリオンダラー・ベイビー」「父親たちの星条旗」「硫黄島からの手紙」「チェンジリング」「インビクタス/負けざる者たち」「J・エドガー」「ジャージー・ボーイズ」「ハドソン川の奇跡」・・・など多岐に渡るジャンルの素晴らしい作品を世に送り続けます。
グラン・トリノ

僕が今までに観たクリント・イーストウッド作品の中で最も好きな作品がこの「グラン・トリノ」(2008年)です。

僕の”号泣する映画Best5”に入る名作です。DVDも購入してしまいました。

クオリティーの割に日本ではそれほど有名な作品ではないので、ご覧になっていない方もたくさんいらっしゃると思います。

ここでネタをばらすのは余りにもったいないのでストーリーには触れませんが、「隠居した頑固爺の話」です。とにかくこれだけは皆様に是非観ていただきたい作品です。


最近の作品では実話から製作した「運び屋」もとても良かったです。

1930年生まれのクリントは今年で91歳です。まだまだ現役で頑張っていただきたいです。(サトーB)