元々は1970年公開のマイケル・リンゼイ=ホッグ監督「レット・イット・ビー」のために撮影された、57時間以上に及ぶ未公開映像と150時間以上の未公開音源を「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズなどのピーター・ジャクソン監督が約3年の歳月をかけて編集して完成させました。
3部構成となっており、エピソード1が2時間37分、エピソード2が2時間53分、エピソード3が2時間18分、合計7時間48分にも及ぶ大作です。
しかし、ピーター・ジャクソン監督の編集が本当に素晴らしく、観始めたら余りに面白くて飽きる事なく2日間で全て観てしまいました。
これを観ると当時観た「レット・イット・ビー」がビートルズの上部だけを描いた説明不足の駄作に思えてきます。
途中でジョージ・ハリスンがストレスからビートルズを辞めて、3人で説得にいくエピソードや、5人目のメンバーと言われたキーボードのビリー・プレストンがセッションに参加するに至った経緯など興味深い内容のてんこ盛りです。

リハーサルの様子