深川栄洋監督
今回は日本の中堅監督として評価が高い深川栄洋監督を紹介させていただきます。

映画が好きな僕は睡眠時間を削って映画を観ます。たくさんの作品を観るので中には「時間を返せ!」と言いたくなるような時も少なからずあります。その逆で世間的にはそんなに有名な作品でもないのにすごく良い作品に出会った時は宝物を発見したような気持ちになってすごく嬉しくなり人に話したくなります。

そんな想定外の“嬉しい発見”で深川監督の名前を知りました。
深川栄洋監督

深川栄洋(ふかがわよしひろ 1976年9月9日〜)

深川監督の作品を初めて観たのは「60歳のラブレター」でした。あまり期待しないで暇つぶし程度の軽い気持ちで観ました。ところがこれが本当に素晴らしい作品で深川監督の他の作品も掘り下げて観始めました。
60歳のラブレター

簡単に説明しますと中村雅俊と原田美枝子の夫婦、イッセー尾形と綾戸智恵の夫婦、井上順と戸田恵子の二人の3組の熟年を迎えた男女のエピソードです。

とにかく丁寧な演出で見終わった時に「ちゃんとした映画を観た!」という充実感がある仕上がりになっています。
くじけないで

90歳を過ぎてから詩を書き始め98歳で詩集を出版した柴田トヨさんの伝記映画です。

トヨさんの幼少期を芦田愛菜、若い頃を壇れい、晩年を八千草薫、ダメ息子を武田鉄矢が演じています。明治、大正、昭和、平成と生き抜いたトヨさんの波乱に富んだ生涯を描いています。
洋菓子店コアンドル

この作品も知らないで観たら面白くて、調べたら深川監督だった、というパターンです。

彼氏を追って鹿児島から上京してくる田舎娘の主人公を蒼井優が演じています。「コアンドル」という洋菓子店で孤軍奮闘する話です。

蒼井優ありきの作品ですが起承転結のメリハリが効いた良質のエンターテインメントに仕上がっています。


個人的にはこの3作品が深川監督作品では特に好きですが、他にも「半分の月がのぼる空」「神様のカルテ」「神様のカルテ2」「トワイライト ささらさや」「ガール」「白夜行」「いつまた、君と、何日君再来」などは自信を持ってオススメします。

深川監督の演出は奇をてらわず、ワンシーン、ワンシーンを丁寧に作っていきます。こうして出来上がった作品はとにかく「ちゃんとした映画」になっています。

最近では綾野剛、北川景子主演の「ドクター・デスの遺産-BLACK LIFE」も深川監督でした。サスペンスという新たなジャンルでも、しっかり結果を出していました。すごく面白かったです。


深川栄洋監督はまだ40代です。これからもたくさんの素晴らしい作品を撮ってくれる事でしょう。

機会があったら是非、深川監督作品をご覧いただけたら幸いです。(サトーB)