ザ・名盤シリーズ Vol.4
日本でも人気が高い中国系アメリカ人チェロ奏者ヨーヨー・マと映画音楽界の巨匠エンニオ・モリコーネがコラボレーションした珠玉のアルバム「YO-YO MA Plays ENNIO MORRICONE」を紹介されていただきます。
「ヨーヨー・マ・プレイズ・モリコーネ」は2003年にローマで録音されました。
 
モリコーネ自身の曲をヨーヨー・マをメインにリアレンジし直し、自らの指揮の下でローマン・シンフォニエッタ・オーケストラが奏でる重厚なサウンドをバックに名曲の数々をヨーヨー・マが圧倒的なパフォーマンスを披露しています。
ヨーヨー・マ

ヨーヨー・マ(YO-YO MA 1955年10月7日〜)

チェロ奏者のヨーヨー・マは5歳の時にすでに観衆を前に演奏していたという神童です。

彼の名を日本で一躍有名にしたのは1998年のサントリーローヤルのCMで、アルゼンチンタンゴの巨匠アストル・ピアソラの「リベルタンゴ」が使用された時でした。
この曲が収録されているアルバム「ヨーヨー・マ・プレイズ・ピアソラ」は大ヒットしました。

スティングを始めジャンルを超えて数多くのアーティストとの共演を果たし、現在においても世界屈指のチェロ奏者です。
エンニオ・モリコーネ

エンニオ・モリコーネ(Ennio Morricone 1928年11月10日〜2020年7月6日)

「ニュー・シネマ・パラダイス」など、数えきれないほどの素晴らしい映画音楽を世に残したエンニオ・モリコーネは2020年7月6日に惜しまれつつ逝去しました。

2020年7月26日に彼の追悼記事をこのブログに投稿していますので、そちらにモリコーネの功績を詳しく書かせて頂いておりますので読んで頂けたら幸いです。
ヨーヨー・マ&エンニオ・モリコーネ

この「YO-YO MA Plays ENNIO MORRICONE」は主にモリコーネが音楽を手掛けた映画の監督ごとに曲を編集しています。

主にジュゼッペ・トルナトーレ、セルジオ・レオーネ、ブライアン・デ・パルマの3人の監督の作品をそれぞれ組曲にして収録しています。

ジュゼッペ・トルナトーレ監督は何と言っても「ニュー・シネマ・パラダイス」が有名ですが、「海の上のピアニスト」「マレーナ」なども素晴らしい作品です。

セルジオ・レオーネ監督と言えば「夕陽のガンマン」などのいわゆる「マカロニ・ウエスタン」物の元祖です。我々がイメージする“西部劇の音楽”はモリコーネの音楽です。このアルバムではレオーネ監督の遺作となった「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」の音楽も収録されています。

ブライアン・デ・パルマ監督の代表作は「アンタッチャブル」です。当時アル・カポネを演じるためにロバート・デ・ニーロが約15kgも体重を増やした話は有名です。
もちろんこの「アンタッチャブル」の音楽は収録されています。


そもそもこの2人がタッグを組んで良くないはずがないのですが・・・
とにかく全編に渡り元々クオリティーの高いモリコーネの音楽をヨーヨー・マが更に高い次元にまで引き上げていて、ため息が出るほど崇高な「モリコーネ・ワールド」を堪能できます。

是非とも聴いて頂けたら幸いです!(サトーB)