クリムゾン・キングの宮殿
名盤紹介シリーズVol.7です!

プログレッシブ・ロックの代表的なバンドとして、今なお世界に君臨するキング・クリムゾンのファースト・アルバムを紹介させていただきます。
「クリムゾン・キングの宮殿」

キング・クリムゾンは知らなくてもこの一度見たら忘れられないエグいジャケットを見たことあるという人は少なくないと思います。

このブログでも何度かプログレッシブ・ロックについて書かせていただいていますが、詳しくは2020年7月4日の「プログレッシブ・ロック」をご覧ください。
「ロバート・フィリップ」

キング・クリムゾンはギタリスト、ロバート・フィリップのリーダー・バンドです。というか彼がその時々でやりたいことをやる場が「キング・クリムゾン」なのです。

ロバート・フィリップさえいれば、後のメンバーは誰がいても「キング・クリムゾン」として成立します。

そんなロバート・フィリップが長年に渡り世界の第一線で活躍できるのも、このキング・クリムゾンのファースト・アルバム「クリムゾン・キングの宮殿」の成功があったからこそと言えます。

1969年には発表されたこのアルバムは現在でもプログレッシブ・ロックの金字塔として誉れ高いアルバムです。

何と表現すれば良いのかわかりませんが、とにかく何から何まで“かっ飛んで”います!


このアルバムのロバート・フィリップ以外のレコーディング・メンバーは・・・
「グレッグ・レイク」

ベース&ボーカルを担当していますが、アルバムの主要メンバーとして重要な役割を担っています。
このアルバムをレコーディングしている時は二十歳そこそこです・・・天才としか言いようがありません。
キング・クリムゾン脱退後は「エマーソン・レイク&パーマー」で大ブレイクして世界を席巻します。
2016年没。
「イアン・マクドナルド」

彼はこのアルバムではキーボード、サックス、フルート、メロトロン、など沢山の楽器を演奏しているマルチプレイヤーです。恐ろしい才能です。その後「フォーリナー」を結成するなど活躍しました。
本年2022年没。


そして残念ながら画像がないのですが、マイケル・ジャイルズ/ドラム、ピート・シンフィールド/作詞がクレジットされています。2人ともプログレ界に大きな足跡を残した偉大な音楽家です。


収録曲を簡単に説明させていただきます。

M1-21世紀の精神異常者
正にロックとジャズの融合!印象的なギターのリフに続いてグレッグ・レイクのボーカルに突入しますが、何とディストーションがかかっていて歪んでいます!
間奏は8分の6拍子の超絶テクニックの応酬です。とにかく衝撃的!

M2-風に語りて
アバンギャルトな1曲が終わり、一転して抒情的な世界が開けます。
グレッグ・レイクのボーカルも歪んでいません。
マルチプレイヤーのイアン・マクドナルドのフルートが美しすぎます・・・

M3-エピタフ
そしてキング・クリムゾンの曲の中でも人気の高い「エピタフ(墓碑銘)」です。
これぞプログレ!という様な見事な曲です。「混乱こそ我が墓碑銘」・・・ピート・シンフィールドによるこの文句は有名です。メロトロンが涙を誘います。
この曲は何と当時“ザ・ピーナッツ”もカバーしています。


アナログ盤はここでA面が終わりです。一息ついてレコードをひっくり返します。


M4-ムーンチャイルド
B面の始まりは静かに始まります。ビリー・バンバンの「また君に恋してる」はこの曲にそっくりです。ていうか何故、盗作として問題にならないのかが不思議なくらい酷似しています。美しいバラードです。
後半は静かなフリージャズのような前衛的な世界が繰り広げられます。

M5-クリムゾン・キングの宮殿
そしてアルバムはついにクライマックスを迎えます。とにかく劇的で荘厳です。
「エピタフ」と同様にイアン・マクドナルドのメロトロンが大活躍!

こうして、この名盤は感動の終焉を迎えます・・・

心地よい余韻に身を委ねます・・・


これからプログレッシブ・ロックというジャンルを聴いてみたいと思っている方で「まず、何から聴けばいいの?」と聞かれたら迷わずこの「クリムゾン・キングの宮殿」をお勧めします。(サトーB)
「ロバート・フィリップとトーヤ・ウィルコックス」

余談ですがリーダーのロバート・フィリップは最近、愛妻でポップシンガーのトーヤ・ウィルコックスとひょうきんな動画をYouTubeに投稿して話題になっています。

けっこう笑えます!